一言で言うと・・・ちょっと難しい
この記事を読み終えると、以下の文章の意味をご理解いただけると思います。
- 利率は「1年ごとの利益率」、利回りは「複数年の平均利益率」という違いがあります。
- 大きな違いとして、利回りは分配金再投資を行なっており、複利の効果を含めた数値となっています。
噛み砕いていきます。
具体例で考える:利率の意味は?
例えば、利率3%の株を考えます。
利率3%とは「1年間で3%の利益が出る」という意味です。
あなたが100万円投資した場合、翌年にあなたは3万円受け取れます。
単利で考えた場合、翌年も翌々年もずっと利益は3万円となります。複利で考えると、72の法則を使うと、24年後に200万円になるとわかります。単利と複利の違いについては別記事で扱っております。
具体例で考える:利回りの意味は?
ここで、この株の利回りを考えます。
24年後に倍になるので、24年間の利益率は+100%ということです。ということは、24で割ると、1年あたり4%の利益率となります。これが利回りであり、平均利回りとも呼ばれます。
よって、利率3%と24年間での利回り4%は、同じ意味です。
分配金再投資とは?
分配金とは、言葉通り「利益のお金を分配してもらう」と言う意味です。簡単に言えば、投資の利益を毎年受け取るのが「分配金あり」で、利益を受け取らず投資に回すのが「分配金なし」です。「分配金なし」では、利益を再び投資に回すため、「分配金再投資」とも呼ばれます。
単利と複利の違いでも触れましたが、利益をそのまま投資に回すことで、利益が利益を生むという複利の効果の恩恵を享受できます。
結論

最初の言葉を繰り返させていただきます。
- 利率は「1年ごとの利益率」、利回りは「複数年の平均利益率」という違いがあります。
- 大きな違いとして、利回りは分配金再投資を行なっており、複利の効果を含めた数値となっています。
ご理解いただければ幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
参考サイト
日本証券業協会「利率と利回り」https://www.jsda.or.jp/jikan/qa/045.html
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