第10章 「インデックスファンド」とは何か?

投資の意味を理解する

インデックスとは?

インデックスとは、選ばれた優良企業の株価を合成した数値です。平たくいえば「選ばれた優良企業の成績の集まり」とでも言えるでしょうか。

インデックスに含まれる企業は、上場企業から選ばれます。上場企業とは、株を販売して事業に必要な資金を集めることを認められた企業のことです。上場企業となるには厳しい審査を通り抜ける必要があるため、上場企業はある一定水準以上の信頼があるといえます。

日経225、TOPIX、ダウ平均株価などという言葉を聞いたことはありますか?

これらは全てインデックスです。

日経225は、日経が大企業225社の株を選んでいます。TOPIXは、東京証券取引所第一部に上場されている企業の株から選んでいます。ダウ平均株価は、アメリカのダウ・ジョーンズ社が主にニューヨーク証券取引所に上場されている企業の株から選んでいます。

このようにインデックスとは、選ばれた優良企業の株価を合成したものとなっています。合成する方法の詳細(時価総額に基づくなど)については省きますが、興味のある方は調べてみてください。

インデックスファンドとは?

そして、TOPIX、ダウ平均株価のようなインデックスに基づいて投資することをインデックス投資と言います。インデックス投資の特徴は、以上のようなインデックスに基づいて投資するため、証券会社の手間が少なく、手数料が少ないことにあります。インデックス投資による投資信託をインデックスファンドと言います。

「ファンド」とは「投資家からお金を集めて管理・投資する」ことです。ファンドと投資信託は同義語です。

インデックスファンドに対して、証券会社が選んだ企業の株に投資する投資信託のことをアクティブファンドといいます。アクティブファンドはインデックスファンドに比べて手間がかかるため、手数料が高い傾向にあります。インデックスファンドとアクティブファンドでは、手数料も考慮した上で長期的な成績を見ると、インデックスファンドの方が優れているのではないかと言われています

インデックスファンドの主なメリットは3つあります。1つずつ説明していきます。

メリット①手数料が安い

まず手数料の種類を説明させていただきます。

手数料には大きく分けて3つの種類があり、①株を買う時にかかる手数料、②株を運用してもらっている時にかかる手数料、③株を売る時にかかる手数料の3つがあります。

先ほども言いましたが、インデックスファンドは手数料が安いです。これは大きなメリットです。

管理手数料が1%の場合と2%の場合、たかが1%の違いと思われるかもしれませんが、株式投資の世界はその1%が大切になります。例えば100万円を10年間投資した時、手数料が1%違うと、毎年100万円の1%を支払うとすると、最終的に支払う金額は10万円となります。投資金額が少ないうちは気にならないかもしれませんが、毎月2万円の積立投資を続けると、4年間で100万円は達成できるでしょう。100万円を10年間運用した場合、上記のように手数料が響いてきます。

手数料が非常に大きな要素となってくることはイメージしていただけたでしょうか。

メリット②少額から投資できる

通常大企業の株を購入しようとする場合、1つの企業につき50万円程度の資金が必要になります。100の企業に投資するなら、5000万円必要になってしまいますし、株価は変動するため、その割合を調整するのも至難の業となります。

しかし、インデックスファンドであれば100円単位から購入が可能です。100円を非常に多数の企業に分散投資できるのです。小額から投資できるというのが、メリットの一つとなっています。

メリット③分散投資できる

インデックスファンドは選ばれた優良企業の集まりにまとめて投資するため、分散投資が可能となります。分散投資については別記事で説明しています。

分散投資とは?

ただし、インデックスファンドにはテーマ型というものもあり、分散投資とは言い難いものもあります。例えばIT企業のみに投資しているインデックスファンドも存在し、リターンが非常に高くなりがとうございましたが、それはあまり分散されておらずリスク(不確実性)も高いので、大きく下落する可能性もあるといえます。

リスク、リターンとは?

インデックスファンドの中でも、全世界に投資するのが一番分散投資の効果は高いといえます。全世界と言っても、全ての国に均等に投資するわけではなく、アメリカが大きな割合を占めている場合が多いです。どの国のどの企業にどれくらいの割合で投資しているのかなど、重要な情報は目論見書に記載されておりますので、目論見書は必ず確認するようにしてください

全世界インデックスファンドといってもアメリカの企業が占める割合が大きいため、SP500などのアメリカのインデックスファンドとの相関係数が高いと言われています。「相関係数が高い」とは簡単にいうと、どちらかが上がるともう一方も上がり、逆にどちらかが下がるともう一方も下がるというように値動きの方向が同じことを意味します。また、アメリカ経済が世界経済へ及ぼす影響も大きいため、アメリカのインデックスファンドは全世界だけでなく、先進国、新興国インデックスファンドの相関係数も高いとされています。

結論:メリットは3つ

結論として、主なメリットは以下の3つになります。

①手数料が安い、②小額から投資できる、③分散投資できる

ご理解いただければ幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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