第18章 「バブル」とは何か?

投資の意味を理解する

認知バイアスとは?

認知バイアスとは「人間の思考の癖や傾向」のことです。思い込みや勘違い、といっても間違いではないと思います。頭の良し悪しではなく、人間である限り逃れられない現象です。

認知とは、何かを心に思い浮かべることです。目に前にりんごがあれば、あなたは「りんご」と心に思い浮かべるでしょう。同じように自然と心に思い浮かべてしまう思考の癖や傾向のことを認知バイアスと言います。

具体的にバブルの話に入っていきましょう。

バブルとは?

ここではバブルの定義を「認知バイアスにより実体経済から乖離して株価が上昇している状態」とします。簡単に言えば、実際にはそんな価値がないのに高値となっている状態です。株価というのは素人からするとわかりにくく、高いのか安いのか判断できません。投資の勉強をされている方ならさまざまな指標を知っていると思いますが、その指標たちも認知バイアスの前には無力となってしまうことがあります。

例えば代表的な指標として株価収益率:PER(Price Earnings Ratio)があります。これは「1株につき純利益の何倍の値段が付けられているか」というものです。純利益が少ないのに株価が高ければ、その株は割高と考えられます。逆に純利益が多いのに株価が低ければ、その株価は割安と考えられます。

行動経済学とは?

認知バイアスなど、人間の心理を考慮した経済学を「行動経済学」と言います。従来の古典的な経済学は、全ての個人は合理的な行動を取るという過程のもとで構築されてきた学問でした。しかしそれだけでは説明できない現象について、説明しようと誕生した学問分野が行動経済学です。

比較的新しい学問分野ですが、人間の認知の方法について考察され、プロスペクト理論、ナッシュ均衡、ヒューリスティック(system1とsystem2)など数多くの考え方が考案されています。

実際の投資でどう考える?

実際の投資にどう活かすかについての詳細は、別記事で解説しています。

バブルはいずれ崩壊しますが、今がバブルかどうか、いつ崩壊するかは誰にもわからないと言われています。しかし私は、年率の経済成長率を踏まえて株価を吟味することで、現在がバブルの可能性があるかどうかは理解することができると考えます。詳しくは以下の記事をお読みください。

入口戦略:何を買うか?いつ買うか?(バブルについては記事中ほどにあります)

結論

結論として、繰り返しになりますがバブルとは「認知バイアスにより実体経済から乖離して株価が上昇している状態」のことです。

バブルがいつ弾けて、株価が暴落するのかは、正確に予測することは困難です。そのため、下落してから売却して損をすることがないように、早めに売却することを筆者は推奨します。

詳細は別記事で解説しています。

参考サイト

「認知バイアス」Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/認知バイアス

「投資の時間 PER」日本証券業協会 https://www.jsda.or.jp/jikan/word/116.html

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