第5章 「経済成長」とは何か?

投資の意味を理解する

投資をするにあたって「経済成長」について知ることは重要です。

世界全体へ投資する意義

私がおすすめするのは世界全体への投資であり、世界全体として経済が成長するなら、その恩恵を預かれると考えます。また、世界全体に投資することで、リスクが分散できるというメリットがあります。

リスク(不確実性)、リターン(期待値)とは?

世界全体の経済成長率は何%かご存知でしょうか。

経済成長率とは、毎年世界全体での経済活動が成長している割合です。

この指標として、GDPがあります。GDP(国内総生産)とは、「新しく生み出された付加価値」のことを意味します。これは簡単に言えば「お金になる価値のあるもの」だと言えるでしょう。

そのため、GDP成長率は経済成長と関わりが深く、経済成長の指標として用いられます

世界のGDP成長率は?

UNSD(国連統計部)より引用

上記の図は、UNSD(United Nations Statictics Division)から引用しています。UNSDとは世界の統計情報を提供してくれる国連の組織であり、信頼できる情報源と言えるでしょう。

UNSDによると、世界全体の一人当たりの実質GDP平均年間成長率は2%となっています。

つまり平たく言えば、世界全体として毎年2%の新しい価値が国家や企業により生み出されているということです。

もっと言えば、世界全体として毎年2%お金が増えていると考えることができるでしょう。

これは日本政府が掲げる目標とするインフレ率(2%の「物価安定の目標」(日本銀行HP))に一致します。

今後も経済は成長していくの?

統計局「世界の統計」

これは重要なテーマです。上図をご覧ください。日本統計局のデータから引用したものです。人口の年平均増減率を示しています。横軸が時間、縦軸が人口の平均増減率です。

少し見にくいですが、青線が世界です。2010年以降人口は毎年+0.5%という微増の予想がなされています。あくまで予想であり、より大きくマイナスに転じる可能性もあれば、よりプラスになる可能性もあります。しかしこの予測データを信頼すると、「人口が増えるから経済が成長する」という考え方は、いささか頼りないと考えざるを得ません

前のセクションで「世界全体の一人当たりの実質GDP平均年間成長率は2%」だとお話ししたように、信じられるのは「人口増加」ではなく「一人一人の生産性」だと考えます。

貯金していると、お金は減っていく?

そして話は貯金に移ります。

先程インフレ率は2%とお話ししましたが、このことから貯金しているお金は価値を生み出せず、2%価値が減っていると考えることができます。

貯金しているお金は無リスク資産ではありますが、数値として変化はなくても、その実質的な価値はインフレにより2%減少すると考えることができます。

具体的にいうと、あなたが100万円を貯金していても、毎年2万円ずつ減っていっていると考えて良いでしょう。解説は別記事で行う予定です。

以上から言えることは、世界全体としては毎年2%の新しい価値が国家や企業により生み出されており、投資をすることでこの2%の利益を受け取ることができるということです。

この利益を生み出すために多くの人が働いています。投資をすることで、あなたが資本家になったかのように、労働者による利益の一部を受け取ることができるのです。

生活費で投資していいの?

投資は、あなたを資本家にする行為と考えられます。

投資は100円からでも始めることができます。

しかし、投資をするお金は「余裕資産」で行わなければなりません。生活費を投資するのはとんでもない行為です。あなたが十数年先まで使わないお金「余裕資産」で投資をするというのがゴールデンルールです。

余裕資金とは?

以上から、世界経済は毎年2%成長しており、世界に存在する企業全てに投資すれば、2%の利益を受け取れると考えて良いでしょう。

そして、主要なインデックスファンドでは平均利回り4-5%とされていますが、これは優良企業に絞って投資するためだと考えます。また、利率と利回りの違いも理解する必要があります。

インデックスファンドとは?

利率と利回りの違いとは?

最後まで読んでくださりありがとうございました。

次回はリスクとリターンについて説明します。

今後ともよろしくお願いいたします。

参考サイト

日本銀行「2%の「物価安定の目標」と「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」」https://www.boj.or.jp/mopo/outline/qqe.htm/

UNSD「世界全体の一人当たりの実質GDP平均年間成長率」https://unstats.un.org/unsd/snaama/Index

コメント

タイトルとURLをコピーしました