第8章 株で「安定収入」を得ることは可能か?

投資の意味を理解する

余裕資金の解説の前に、先にこちらを掲載させていただきます。

株で毎月安定収入を得ることは可能か?

世間ではFIREが話題です。FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略語で、経済的独立の状態で早期リタイアするという意味です。「高配当利回りなどで安定収入を得てFIREしたい」と考えている人もいるでしょう。私もそう考えていた時期もありました。

しかし、現実を見ると、「株で毎月安定収入を得ることは不可能」であり、「株のみでFIRE」は非常に難しいという結論になりました。

その理由は、株などの金融商品の性質そのものです。

株などの金融商品にはリスク(不確実性)が前提にあります。リスクがあるからリターンが生まれるのです。現金が安全かというと、現金にもインフレというリスクはありますが、ここでは割愛します。

リスク(不確実性)、リターン(期待値)とは何か?

インデックスファンドなどの株価のチャートを見ればわかるように、上がる年もあれば下がる年もあります。上昇と下落を繰り返しながら、少しずつ株価は上昇していきます。

これは、経済成長を背景としています。

経済成長とは何か?

株価が持続的に一定の割合で上昇し続けるなら、株で安定収入を得ることは可能です。しかし、株にはリスク(不確実性)があるため、安定収入を得るというのは絶対に不可能と言えます。「リスク(不確実性)があること」と「安定収入を得ること」は矛盾しています。

よって、「株で毎月安定収入を得ること」は不可能だと結論できます。

株で利益を得ることは不可能か?

高い確率で、株で利益を得ることは、可能だと思います。それも、世界の1人あたりGDP成長率が平均すると年率+2%であることから、少なくとも年率+2%の利益を得ることは可能だと思います。ただし、利益を受け取る代償として、「その利益をいつ受け取れるかはわからない」というデメリットを受け入れなければなりません。

大切なことは、毎年安定して成長するわけではないということです。年率+2%という数字はあくまで過去10年間の平均値です。それより低いこともあれば、高いこともあります。

例えば、新型コロナウイルス感染症が蔓延した2020年初頭から、世界的な不況を経験したことは誰もが知るところだと思います。ロックダウン海外渡航禁止、外出自粛などがあり、経済成長は一時的に停滞するでしょう。しかし、2021年終盤に差しかかった今、ワクチンが普及した効果で、新型コロナウイルス感染者は減少傾向にあります。今後さらに状況が改善されれば、経済はこれまでの鬱憤を晴らすかのように大きく成長すると期待できます。

大事なことは、株価・経済は安定して上昇・成長しないことを理解することです。予想から外れるのは当たり前で、コントロールすることは誰にもできません。

そして、その上で、投資した商品の上がり下がりを観察して、コントロールできないことを理解した上で、どう付き合っていくかが重要だと思います。

投資は絶対に余裕資金で行うべきです。なぜなら、お金が必要になった時に、あなたが投資している金融商品の価格が下落していた場合、損をしてしまうからです。

コントロールできないことを理解して、株価が上昇しているときに金融商品を手放すことができるように、「投資したお金は10年以上使えない可能性がある」と考えておくのがいいでしょう。自分が購入したタイミングがバブル(実際の価値より価格が高い状態)であれば、すぐに価格は下落するかもしれません。そうなってから売却すると、大きく損をすることになります。バブルの時に購入してしまい価格が下落したとしても、10年、20年待てば、価格は回復してきます。なぜなら、経済は成長するからです。

経済成長とは?

投資は自己責任

これまで私の意見を述べてきましたが、投資を行う際には、あくまで自己責任でお願いします

私はこのブログで私のやり方、これまで上手くいった方法もご紹介しますが、これはあくまで過去のことです。過去のうまくいった事例を真似すると、うまくいくことが多いのが世の常ですが、投資・経済の環境は常に変化していきますので「勉強し続けること」「自分の頭で考えること」を大切にしてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

次回こと余裕資金について解説します。

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